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タイム・マシン (小説) : ミニ英和和英辞書
タイム・マシン (小説)[せつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

小説 : [しょうせつ]
 【名詞】 1. novel 2. story 
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

タイム・マシン (小説) : ウィキペディア日本語版
タイム・マシン (小説)[せつ]

タイム・マシン』(''The Time Machine'')は、イギリス小説家H・G・ウェルズにより、1895年に発表されたSF小説。、同名で2回にわたり映画化されている。操縦者の意思と選択によって時間旅行を行う乗り物であるタイムマシンを導入した初期の作品として、本作は高く評価されている。
ウェルズは本作以前にも、『時の探検家たち』(''The Chronic Argonauts'')と題された未出版の物語で、時間旅行の概念について考察していた。最初ウェルズはこの読物を『ペル・メル・ガゼット』紙の連載記事に用いようと考えていたが、『ニュー・レビュー』誌がこの題材を扱った連載小説を執筆するようウェルズに持ちかけ、ウェルズはその提案を快諾した。1895年には本書の出版に対し、100ポンドがウェルズに支払われた。『タイム・マシン』は1894年から1895年にかけて、『ニュー・レビュー』誌に連載読物として掲載された。
日本では1913年(大正2年)、『八十万年後の社会』の題名で黒岩涙香が『萬朝報』に連載した。涙香は連載の予告に、「荒唐無稽なる想像小説と同じからず、……今の世に住み、社会と文明との間に身を置く者は、何人といえども一読せざるべからず。」と紹介している。
== あらすじ ==
『タイム・マシン』の主人公は、単純に「時間旅行者」(又は「タイム・トラベラー」 The Time Traveller)と名付けられた科学者である(主人公の本名は最後まで読者に明かされないが、著名な科学者であることは登場人物たちの会話で示唆される)。友人達の前で理論を唱えた上で小型の模型を使って、時間旅行者は時間が第4の次元であり、適切な装置はこの第4の次元の中で移動できることを実演して見せ、自分自身を運搬可能な大型の時間移動装置を完成させる。その後に、彼は自分を実験台にしてすぐさま未来への旅行に出発する。
時間旅行者が到達した紀元802701年の未来世界は、エロイ(Eloi、英語の発音では「イーロイ」が近い)と自称する単一の人種が幸福に暮らす、平和で牧歌的な桃源郷の様相を呈していた。エロイは身の丈約4フィート(約120センチ)に、ピンク色の肌と華奢な体躯、巻き毛と小さな耳と口、大きな目を持つ種族で、男女共に非常によく似た女性的な穏やかな姿をしている。エロイは高く穏やかな声で、未知の言語をしゃべるが、知能的には退化して幼児のようであり、その生活にはいさかいも争いもないように見える。時間旅行者は、川でおぼれかけたエロイの女性ウィーナを助けて仲良くなり、彼女を通して、あるいは自分自身の様々な体験から、次第にこの未来世界の真実を知る。
エロイのユートピアは偽りの楽園であった。時間旅行者は、現代(彼自身の時代)の階級制度が持続した結果、人類の種族が2種に分岐した事を知る。裕福な有閑階級は無能で知性に欠けたエロイへと進化した。抑圧された労働階級は地下に追いやられ、最初はエロイに支配されて彼らの生活を支えるために機械を操作して生産労働に従事していたが、しだいに地下の暗黒世界に適応し、夜の闇に乗じて地上に出ては、知的にも肉体的にも衰えたエロイを捕らえて食肉とする、アルビノ類人猿を思わせる獰猛な食人種族モーロック(Morlock)へと進化したのである。
モーロックとの死闘やウィーナの死、いくつかの探索を経て、時間旅行者は更に遠い未来へと旅立つ。滅亡しつつある地球に残る最後の生物たちを目撃した時間旅行者は、現代に帰還し、友人達にこの物語を語る。その後に再び時間旅行を試みた時間旅行者は、時の流れの中に永遠に姿を消す。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「タイム・マシン (小説)」の詳細全文を読む




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